2019.12.10.Tue

体をあたためる呼吸法

 

 

 

体をあたためる呼吸法

ますます寒さが厳しくなりました。また、師走という独特の気忙しい毎日をお過ごしかもしれませんね。こんな時こそヨガの呼吸法をお試しください。ヨガには様々な呼吸法があり、ご紹介したいものがたくさんあるのですが、今回は体を温める目的ということで【スーリヤ・ベーダナ・プラーナヤーマ】にしたいと思います。

スーリヤとは太陽、ベーダナとは通過するという意味なので、この呼吸法は太陽のあたたかいエネルギーを体に通し、冷えを防ぐことができます。

まず、楽な姿勢で座ります。指の使い方として、右手の親指は右の鼻薬指&小指は軽く重ねて左の鼻を塞げるようにします。残りの人差し指&中指は軽く曲げるか眉間へ。大切なのはイメージです。

黄金色に輝く太陽のエネルギーを吸い込む様をイメージしてやってみると効果大です。

①両方の鼻の穴を閉じる

②親指を開いて右鼻で吸う→閉じる

薬指&小指を開いて左鼻で吐く

④ぽかぽかするまで①から繰り返し…

※吸う息吐く息の間に保息をすることでますます効果があがります。保息とはクンバカともいい、息を止めることです。よりエネルギーの存在を感じられ、呼吸の波をコントロールすることができます。

ヨガの呼吸法では、右鼻は太陽・熱をおこす陽のエネルギーの通り道(ピンガラ)、左鼻は月・熱を冷ます陰のエネルギーの通り道(イダ)とされています。

体をあたためたい時はこのように右鼻で陽のエネルギーから吸い始めます。

逆に体を冷ましたい時は、左鼻で陰のエネルギーから吸い始めてください。チャンドラ・ベーダナ・プラーナヤーマという呼吸法です。(チャンドラは月という意味)

ナーディ・ショーダナ(片鼻呼吸法)

これは右鼻左鼻をバランス良く使う呼吸法です。

ナーディとは気の通り道、ショーダナとは浄化するという意味です。

①両方の鼻の穴を閉じる

②親指を開いて右鼻で吸う→閉じる

薬指&小指を開いて左鼻で吐く

④指はそのまま左鼻で吸う→閉じる

⑤親指を開き右鼻で吐く

⑥指はそのままで②から繰り返し…

気の通り道を浄化し、ストレスを緩和、自律神経も整います。

皆様も是非お試しください。

 

 

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