2024.6.24.Mon
夏の食事法
CATEGORY | アーユルヴェーダ
アーユルヴェーダでは、季節ごとにドーシャが変化すると考えられています。
例えば冬の寒くて乾燥した日には【風】が要素のヴァータが乱れやすく、かんかん照りの暑い日は【火】が要素のピッタが、どんより曇り空や雪の日には【水】が要素のカパが増大しやすいです。
これからの梅雨、台風の時期は気圧や気温の変動性が高まり、ヴァータが乱れやすくなります。暑い夏はピッタが乱れやすくなります。季節による体調の崩れを招かないよう、少し食事を工夫することをお勧めします。
【6月】ヴァータの増加に注意
夏に向けてどんどん体力が落ちていく時期。特に体の冷えには気をつけます。
おすすめの食事は、温かく水分と油分を含んだもの。
⚫︎酸味、塩味があるもの
⚫︎オリーブオイルなど油分を含むもの
⚫︎温かいスープ
⚫︎ヴァータを整えるスパイス(クミン、フェンネル、カルダモン、シナモン、生姜)を使って調理したもの
避けたいものは、
⚫︎生もの、乾燥したもの
⚫︎渋味、冷たいもの
【7〜8月】ピッタの増加に注意
体力、食欲、精力が最低となる時期です。いわゆる「夏バテ」の状態になることも。体力の低下を食事で無理に補おうとしないことが大切です。
おすすめの食事は、熱を下げてくれるもの。
⚫︎甘味、苦味があるもの
⚫︎多めの水分(常温のお茶、お白湯など)
⚫︎夕方にスイカ、桃、ぶどうなどの水分の多い果物
⚫︎体力が低下する時期なので消化の良い食事
⚫︎ピッタを整えるスパイス(ターメリック、フェンネル、コリアンダー、サフラン)を使って調理したもの
避けたいものは、
⚫︎塩味、酸味があるもの
⚫︎ジャンクフードや激辛料理
難しく考えなくても、基本的にはその季節の旬のものを食べれば自然にドーシャが整うようになっています。季節に身体を順応させて健やかに過ごせるよう、毎日の食事に気をつかってみてください⭐︎