YOGA – FOOD
今日はヨガと食べ物の関係をご紹介します。
ヨガでは、食べ物の性質を3つに分けて考えます。
人を平和に穏やかにするサットヴァ、人を活動的に攻撃的にするラジャス 、人を怠惰に重くするタマス。
サットヴァな食物とは、野菜や果物、ハーブティなど。
ラジャス な食物は、肉、アルコール、カフェイン、ニンニク料理、辛いもの、味の濃いもの。
タマスな食物は、レトルト食品、冷凍食品、時間が経ったもの等、生命エネルギーが感じられないもの。
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実際の食生活に例えると・・・
体が重怠くやる気が出ないタマス的な時に、同じタマスの性質を持つコンビニ弁当ではますますタマスが高まってしまうということ。
イライラしている時に激辛料理は選ばないようにします。
元気が出ない時はステーキではなく、炊きたてのご飯でおにぎりにしていただくと心身が蘇ります。
少し活動的になりたいなら、カフェイン(コーヒーや紅茶)で目を覚ますことが必要かもしれません。
旬のものや出来立ての食べ物を、喜びと感謝の気持ちでいただくようにすると、サットヴァな人になります。食べ物が影響を与えるのは体だけではなく、精神状態にも大きく作用するのです。
サトヴィックな食事でオージャスを増やそう
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オージャスとは、その人の全てを輝かせる ”究極の生命エネルギー” のこと。
インドの伝承医学アーユルヴェーダでは、『オージャスは心の中を明るく照らし、心臓を動かし、呼吸を維持する。私達はオージャスなしに存在することは出来ない』と言われています。
オージャスは物質ですが、顕微鏡では見ることは出来ません。しかしアーユルヴェーダの医師は脈診でオージャスの多い少ないを診断します。今あなたのオージャスはどれ程あるでしょうか。
怒りや悲しみなどの感情&不適切な食事はオージャスを壊しますが、ヨガや瞑想&サットヴァの質を持つ食事はオージャスを増やします。
オージャスが増えると、体が丈夫になり、免疫力が上がります。
その他、瞳や肌が輝き、表情が明るくなり、優しく穏やかになり、調和的な振る舞いが出来るようになり、甘く良い香りを放ち、人を惹きつけ、女性ならばより美しく、男性はよりカッコ良くなる、、、などと言われています。
自分の持つ魅力を最大限に輝かせることが出来るのです。
恐ろしいことに、オージャスが少ない人はますますオージャスを減らす方へ自ら進んでしまいます。
イライラしている時にジャンクフードを過食してしまったり、何もする気が起きない時にレトルト食品で済ませたり…。誰もが経験している事だと思います。
お酒でストレス発散させる方もいらっしゃると思いますが、アーユルヴェーダではアルコールは特にオージャスを破壊するものと位置付けられています。
そしてやはり、オージャスが少ない人ほどアルコールを欲しがる傾向にあり、どんどん負のスパイラルに陥ってしまうそうです。心と体がサットヴァな人は、アルコールを求めません。
どんな食事を選んで、何を美味しいと感じるか。それでいまの心身の状態がわかるということです。
自分の体調と精神状態に合わせて必要な食べ物を選ぶことも、ヨガの一環です。
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完全無欠オイル【ギー】
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そもそもこういった話は耳が痛い…という場合、出来そうな事から試してみましょう。
アーユルヴェーダで特にオススメされているのは【ギー】です。
ギーとはバターを加熱して不純物を取り除いた純粋なオイルのこと。
ギーには、脂肪燃焼効果のある共役リノール酸、腸内環境を整えるブチル酸、美肌効果のあるビタミンA・E・Kなどの豊富な栄養素が含まれています。
米国TIME誌は、【最も健康的な食品ベスト50】にギーを選定しています。
コーヒーにギー&ココナッツオイルを小さじ1杯程度混ぜていただくバターコーヒーは、すぐにでも始められそうですね。
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ヨガインストラクターの食事