【Happy Birth Month!】初めて感じた温泉効果
信州安曇野にある大王わさび農場に行ってきました。
北アルプスの澄んだ空気と豊富な湧き水に恵まれている日本最大級のわさび農場。
常に水が流れる音がしていて心癒されます。
わさび田には灌漑(畝間に湧き水をかける為の水路)と排水の2つの水路があって、これらが組み合わされてわさび田全体に行き渡るように工夫されています。水路の縁には小石が盛られていて隙間から湧き水が浸み出しています。キラキラ光って綺麗でした。
わさびソフトクリームを食べながらぼーっとして、至福のひとときを過ごしました。
この日は昨年お世話になって好印象だった下呂温泉に再訪。
ヨガをしてから客室露天風呂でゆっくりしました。
夕食と朝食は疲れた胃腸に優しかったです。
奈良に帰る前にこちらも昨年初夏に行って良かった馬籠に寄りました。
海外からの観光客でいっぱい。凄く暑い日で皆さん半袖でした。
懐かしいお婆ちゃんの五平餅を食べて帰ってきました。
修行が足りない自分に気づく…
5泊6日の旅。
行く先々の空気、石や葉っぱや器、浴衣やタオルの香りや肌触りをじっくり味わいました。
特に川のせせらぎをよく聞いた旅でした。
音がするということは静けさがあるということで、その静と動の成り立ちを考え出すと自然の途方もない歩みを感じました。
まっさらな気持ちで受け入れることもあれば先入観を持って臨んでいたり。
期待しては喜んだりがっかりしたり。
優しくされてほわほわしたり。
体に異変が起こったり治ったり。
お腹が空いたりはち切れそうになったり。
紅葉に感動したりカメムシに怯えたり。
この体と共に遊ぶ!!ということを実感しましたが、今回の旅行中は特に、目まぐるしく動いた分だけ毎日マットの上で心を止める時間を作りました。改めてその大切さが身に染みました。
そして、今回は初めて旅行中に体調不良になりました。
蕁麻疹が出た時、蕁麻疹が出ていなかった昨日と比べました。
蕁麻疹がいつ治るかという少し先のことも考えました。
何か不調がある時に、そこに「過去と未来という時間の概念」を与えるから余計な不安や不満が生まれるということはヨガを学んでいるので知っていたけれど、5泊6日の旅行中という限定的な状況では少し狼狽えてしまいました。そんな自分を冷静に観察できたことが良かったです。
そんな時にもやっぱりヨガや瞑想は頼もしかったです。
温泉効果を実感
今回は1番温泉の効果を感じました。
湯治というのは本来、1ヶ月ほど温泉地に滞在して療養する行為で、数泊程度の旅行を指すわけではないそうですが、連日数時間おきに入ってみると少し実感できました。
最終日の早朝のこと。
1日に何度も温泉に入るので回数でいうと今回の旅行のなかでの15回目になりますが、5分も経たずとんでもなく汗をかいたのです。いつもそれなりに汗はかくけれど、明らかにいつもと違う感覚。わさび田の小石から湧き水がじゅわ〜っと染み出す光景が浮かびました。
特に頭の毛穴という毛穴から噴き出すような感じで流れていて、でも身体は薬効高い温泉に浸っているから循環されるような感じ。それはまるで半分温泉に溶けて治療してもらっているようでした。
髪が長いので温泉に入っても朝はできるだけ濡らしたくないのだけど、この日だけは頭からシャワーを浴びて流しました。すると本当に気分爽快になって、体内も霧が晴れたようにクリアになった感覚がしました。
嬉しいのは髪も肌もつるーんとしていること。それは未だに続いています。5泊6日でこの効果なら本格的な湯治って一体どれほどなんだろう。じっくり本来の湯治を体験してみたいです✨


