2024.11.16.Sat

Autumn Travel (2)

 

2日目は日光東照宮へ。

雲ひとつない晴天に恵まれました。

 

神社も人も属性というのがあるそうですが、私は【空】属性で日光東照宮も【空】属性。これまで友人達の属性の神社へ付き添うばかりだったので自分のことは後回しでしたがやっと行くことができます。

 

 

日光東照宮の建築の特徴といえば、彫刻、彩色、漆工、金工などの様々な工芸技術に埋め尽くされていること。細やかな文様のほか、霊獣、動物、鳥類、植物の装飾を間近で見るのを楽しみにしていました。

上2段の彫刻はよく見るとお顔が違います。1段目は龍ですが2段目は鼻がちょっと上向きで豚っぽい? こちらは「息」という霊獣。(「いき」と読むのか「そく」なのかどんな動物なのかも分かっていないそう。)どんな性格で龍とはどんな関係なんだろう?と妄想するのが楽しい。

 

 


 

 

1番見たかった【眠り猫】

牡丹の花の下で陽の光を浴びてうたた寝している子猫。どこから見るかによって表情が全く違って見えますがとにかく可愛い。

裏側にはスズメの彫刻があり、「猫が眠っていればスズメと共存できる」という、強者が弱者を虐げることのない平和な世界への願いが込められています。象の彫刻は、江戸時代の絵師が想像で描いたもの。しわしわ。

 

 


 

 

門の両脇は唐木の寄木細工による昇り龍と降り龍。門の上部分の精巧な彫刻は1本の木から彫られています。

祠に願い事を唱えると願いが叶うとされる樹齢約600年の【叶う杉】

徳川家康の平和への思いをひしひしと感じたので私も世界の平和を願って手を合わせました。

 

 

 

この日のことを思い返すと、青く澄み渡る蒼穹で満たされます。

色彩鮮やかで豪華絢爛の彫刻とそこに込められた思い、平和の有り難さが一瞬で蘇って厳かな気持ちになります。本当に参拝させていただいて良かった日光東照宮でした!

 

ここから群馬県の草津温泉へ向かいます。