2023.8.29.Tue

この夏、感じたこと

 

自由に、幸福に満たされた人生を生きられたら。

誰もがそう思われるでしょう。

 

自分の生き方は人に指図されるものでもないので、本来は好きなようにできるはずです。

学校がどうしても辛ければ辞めればいい、親の束縛が苦しければ家を出ればいい、会社が嫌なら辞めればいい。

 

でも、それを選ばないのは自分。

自分で自分を不自由にしているのです。

 

なぜ、自分で自分を不自由にしているかといえば、心の奥底に【恐れ】があるから。

 

 

そんなことをしたら、なんだか格好悪い。

そんなことをしたら、社会不適合者と思われてしまう。

そんなことをしたら、周りからどんな目で見られるか…。

 

 

そうした恐れが足枷となり、身動きができなくなり変化もできないのです。

特に日本人は同調意識が強いので、まわりと足並みを揃えないといけないという先入観もあるでしょう。

 

こうした自分の内側の歪みを見て見ぬふりをする人は、外側ばかりを取り繕うようになります。

 

 

立派な大企業に就職さえすれば。

この資格さえ取れば。

大金を稼ぎさえすれば。

結婚さえすれば。

子供さえ産めば。

 

私の人生は大成功、満足! と思い込むのです。

 

 

しかしそれは自身の内側の【恐れ】を誤魔化しているに過ぎないので、いつまで経っても満たされません。そうしてまた、不安を埋めてくれるようなものを求めるようになります。その繰り返しです。

 

 

 

これ以上に愚かなことに、世の中には”闇の住人”とも言えるような卑劣な人々が存在します。

私はこれまで全てのことに恵まれてきた人生だったので、その出来事はとても大きな衝撃でした。ここまで卑劣な人種がいるのかと心底びっくりしてしまい、勉強にもなりました。というのは綺麗事で、実際は大きな傷を負い、復帰できるまで数ヶ月かかりました。

 

 

大切なのは私がそこから抜け出した時です。それが起こる前より飛躍的に精神性が上がったのをはっきりと感じました。まるで ”飛び級” したように。

 

 

ある日、PCで作業をしていた時にそれは起こりました。

仕事のことを考えていたのに、突然、心が湖面のようにしーんと静かになりました。次の瞬間、一瞬で様々なことを学び、様々なことに気づかされたのです。雷が落ちたような衝撃でした。体内の外れていたコードが繋がり、通電し、ピカーッと光ったように感じました。その時、私は自然に涙が溢れていました。

 

 

 

全ての基本、そして解決法は愛です。

その障害となるのは自我、エゴ、うぬぼれ、執着です。

勝手に複雑に、深刻にしているのは私達であって、本来は愛と光に満たされているものです。

この気づきは、100のような…でも0でもあって、もしくは、0でもあって、100です。

全ては自分で、自分は全てです。

何も恐れることはないのです。

 

 

こうした膨大な情報が、一瞬で身体中に巡りました。

この体験があった日から、過去や未来の概念から解放されて、「いま」という瞬間がとにかく楽しい!完璧!という子供にかえったような状態になっています。

 

 

 

実は…似たような体験が、10年前にもありました。

 

ある日いつものようにヨガをしていると、突然雷に打たれたような気づきがドーン!と降りてきました。静かに座って瞑想している時ではなく、ヨガの合間でヴィーラバドラⅡの時でした。

 

自分とまわりの全てとの境界線がなくなり、意識が地球全体に溶け出しました。地球がおでこのあたりのスクリーンで見えるのですが、時空が歪むような感覚で立っていられませんでした。

 

そして光のシャワー(実際に目で見える)を浴びて、全ては1つなのだと認識させられました。どうしようもない幸福感に満たされました。

花も森も、猫も、隣の家の人も自分。電車で向かいに座っている人も自分。

事件に巻き込まれて殺された人も、宝くじに当たった人も自分。

 

人が悲しんでいると自分の胸も痛んだり、人が喜んでいるとこっちまで嬉しくなるということはありますが、それとはまた違う感覚でした。

 

 

【全てはひとつのエネルギー体である】

 

 

そう感じたのを覚えています。

 

(この論理で言えば、先述の卑劣な人種というのも自分の一部ですね。ゾッとしますが、私の弱く醜く愚かな部分を彼らが担当してくれている…という感じでしょうか…今のところそう解釈しています。まだまだ未熟なのでもっと成長すれば真理が得られるかもしれません)

 

 

 

 

10年前にそんな大きな気づきがあったのにも関わらず、私は現実社会を生きていく中で、じわじわと自我が根を張り、境界線を作り、有刺鉄線を設置し、自分を守るようになっていました。そして卑劣な人種を引き寄せてしまいました。

 

大切なことを忘れてしまった私に、10年経過してまた、大きな雷が落とされたのでしょう。

 

 

というわけでこれまで2回、この現象を体験したのですが、これに名前がついているのか。

何という現象なのかは分かりません。

 

 

※もし、この感覚になったことがない、是非なってみたいと思われるなら、1番効果的なのは【呼吸法】ではないかと私は思います。

普段、意識は頭の方へ上がっていて、私達は頭でっかちになって生活しています。頭で計算して物事を選択する生き方をしていると、往々にしてろくなことにはなりません。

一般的な腹式呼吸でいいので、吸うときに空気と一緒に意識をお腹のあたりへ下ろすこと。

お腹のあたりで生きるようになると、少しずつ、私達がこんなにお利口になる前の、動物的な感覚が甦ってきます。そこがスタートラインだと、何となく思います。

 

 

人生、80年時代から100年時代へと移行しつつあります。
残りの人生、毎日誤魔化しながら生きていくのではなく、【恐れ】を認め、受け入れ、向き合ってみることから始めませんか。まわりには勿論、自分自身に嘘をつかないでください。闇の住人に成り下がってはいけません。あまりにも勿体無いです。

 

本当にやりたいこと、魂が喜ぶことをすることは、自分自身を愛することになり、自由で豊かな状態の域に達することに繋がります。

そしてそれは「いつか」ではなく、今この瞬間から可能なのです。

自分の意識次第で、世界は変わります。