YOGAが目指す場所
今回はヨガの哲学について触れてみたいと思います。
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ヨガが目指すゴールとは
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人それぞれにヨガをはじめる動機や続ける理由、目指すゴールも違うと思いますが、ヨガをすることで辿り着く境地とは、一体どんなものなのでしょうか。
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ヨガ哲学によりますと答えは、
●自分は宇宙のほんの一部であることを実感し、万物と調和すること
●せわしなく働く心の作用を止滅させ、純粋な精神状態になること
分かりやすくまとめますと、現代の私達が目指すべきゴールは、本来の自分に気づき、戻り、生きることであると言えます。
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人生の苦悩は幻のようなもの
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本来の自分を見つける旅の道中では、エゴ、思い込み、トラウマ、一般的な価値観、定説や常識、様々なストレスや痛み等に出会い、立ち止まることもあるでしょう。
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特に肉体的な悩み、心の病、人間関係の悩み、仕事の悩み等々、無い人などいないのではないでしょうか。人と比べてはおよそ自分らしくない理想を追い求め、虚像の自分を自分だと勘違いし、苦悩し疲れ果てているかもしれません。
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しかしヨガでは、人生において体や心に起こる苦悩や苦痛は、自分と切り離して考えます。
苦悩は自己に対する無知が引き起こすものであり、本当は誰もが既にありのままで自由であり幸福であると考えます。
肉体は自分ではなく、感情は自分ではないのです。
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A Way Of Life
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湖の表面が波立っていたり水が濁っていれば湖の底が見えないのと同じように、真の自分の姿を見ようとするならば、心がシンプル&ニュートラルな状態であることが欠かせません。
その為に、ヨガの呼吸法や瞑想法、ポージングがあるのです。
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普段、自分だと思っている体の感覚に先入観なく耳を澄ませ、様々なポーズをとりながら呼吸や手足の指の感覚、血液の流れ、髪の毛1本1本にまで意識を向けてみます。
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体をリアライズ(実感・現実化)できれば、呼吸が安定し、心の面でも落ち着きを取り戻し、エゴは次第に薄れ、やがて心身は1つにまとまり調和します。
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更にそこからリアライズと変化・進化を繰り返すことでどんどん洗練され、本来の自分の姿が見えてくるわけです。
これが、何千年来のヨガの叡智です。
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健康的になる、病気になりにくくなる、痩せる、美しくなる…等の一般的なヨガの効果は、ヨガが唱える本当のゴールへ行き着くまでに自然に体得するご褒美に過ぎないのかもしれません。そして、ゴールのその先も、まだまだ続くような気がします。前途遼遠ですが、ヨガをはじめることで方向だけは定まります。
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本当の幸福とは?
あなたなら何と答えますか?
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高級車に乗ることが幸福なのではない、ブランド物をたくさん所有することが幸福なのではない、立派な肩書が幸福なのではないことは言わずもがなです。
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自分という小さな小さな宇宙と、頭上に広がる大宇宙を成り立たせているものは、実は同じなのだと気づいた時、自由の風が吹き抜けます。私達は既に幸福であるということに、ヨガは気づかせてくれます。
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体で得られる効果を越えたところにある、生き方としてのヨガを是非、頭の片隅に置いておいてください。
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