ギー白湯
万能薬【ギー】
インドでは牛乳からお菓子や薬など様々なものが作られますが、そのひとつに【ギー】があります。アーユルヴェーダで特にオススメされているギーは、バターを加熱して不純物を取り除いた純粋なオイルのこと。
通常バターは水分、たんぱく質、塩分が含まれていますが、ギーは100%乳脂肪分で代謝する過程で身体に余計な負担をかけません。
【その他の栄養と効果】
⚫︎ブチル酸:豊富なブチル酸は、腸内の善玉菌を増やして腸内環境を改善し免疫力を向上させ、腸の粘膜を修復し炎症を鎮静化
⚫︎ビタミンA・E・D・K:美肌効果、抗酸化作用、アンチエイジング効果
⚫︎中鎖脂肪酸・共役リノール酸:脂肪の分解、燃焼を促進するのでダイエット効果をサポート
また、記憶力の向上、視力の向上、精神疾患の改善、火傷の治癒などなど、古典書には1000通りもの使い道が示されています。
アーユルヴェーダでは、食事が心にも影響を与えると考えられていますが、【ギー】はサットヴァ(純粋性)を持つ最高の栄養源とされています。サットヴァとは平和で純粋、澄みきった気質です。
【心の状態と食べ物の分類】
⚫︎サットヴァ(純粋性):穏やかで調和的、幸福感に満ちる質/新鮮な野菜や果物、出来立ての食事、ナッツ類、ミルクやヨーグルトなど
⚫︎ラジャス(激性):攻撃的、競争心を高め、ギラギラする質/辛味、酸味、塩味の強いもの、アルコール、カフェイン、刺激物など
⚫︎タマス(暗性):怠惰にダラダラする質/古くなったもの、レトルト食品、冷凍食品など
心身のバランスが崩れている時にも、ギーは万能薬として頼もしいのです。
ケトジェニックにおける【ギー】
数年前から時々コーヒーにギーを混ぜていましたが、最近はお白湯に混ぜるようになりました。更に岩塩かミネラル豊富なお好みの塩を少し加えるとより心身に染み渡ります。
これにはきっかけがあって、瞑想友達から【ケトジェニック】について教えてもらったこと。
ケトジェニックという健康法によって、より感覚が研ぎ澄まされ快適に深く瞑想できるようになったよ!ということでした。
※ケトジェニック… PFCバランスを徹底する食事法。たんぱく質(Protein)3 : 脂質(Fat)6 : 炭水化物(Carbohydrate)1
糖質を枯渇させると脂肪が分解されて肝臓でケトン体が生成されます。
ブドウ糖をエネルギー源とする状態を【グルコジェニック】といいますが、このケトン体をエネルギー源とする状態のことを【ケトジェニック】といいます。この抜本的な変容が心身に爽快感をもたらすそうです。
「3:6:1の割合が何より大切」「とにかく脂質を意識して取らないといけない」と教わったので、実験大好きな私は早速その通りにしようと思っています。
ただの糖質制限ではなく、脂質をかなり多く摂取しなければならないので、良質なオイルであるギーを意識して摂るようになりました。ケトジェニックにおいてもギーは最強のパワーフードとして位置付けられています。
朝、舌磨きをしたら朝食前にギー白湯をちびちびいただきます。(ギーは小さじ1/2程度、塩はひとつまみ)
お白湯に脂質が加わるだけで、しっとり落ち着く感覚がプラスされます。
体内がなめらかに鎮まり、気持ちが自然にすっと凪の状態に戻る感覚があり、肌や髪もうるおう気がします。

何よりアーユルヴェーダで重要視されている消化力(アグニ)がUPするのが嬉しい。ちなみに就寝前にホットミルクにギーを加えていただくと、不眠や便秘に効果アリ。
古代インド人は、お腹の中にアグニの神様がいて、消化の火を燃やしていると考えました。冷たいものをがぶがぶ飲んだり、次々に食べ物をぎっしり詰め込んでいけば、火が消えてしまいます。毎日の食事は、「お腹のアグニの神様に供物を捧げるように」と心がけています。
ギーは手作りしていたこともありますが、好みの商品と出会ってからは専ら購入するようになりました。漢方の証と同じで、ものによってちょっと臭みを感じたり、塩味や甘味を感じたり、感じ方は様々です。お気に入りのギーを見つけて、食事に取り入れてみてはいかがでしょうか✨


