①湯布院温泉
初夏の九州4泊5日の旅。
父が高知県出身、母が福岡県出身なので小さい頃はどちらも何度も訪れたことがありますが、猫と暮らし始めてからは旅行そのものになかなか行く機会がありませんでした。今回も猫たちを唯一頼める母のおかげで旅行が叶いました。
旅行直前に車の点検。
待っている間オーナーズラウンジで見た雑誌『Japan Brand』にこれまでお世話になったホテルも今回これから泊まるホテルも掲載されていて、俄然わくわくしました✨
大分県 / 由布川峡谷へ
大地に鋭く刻み込まれた巨大な溝を見に行きました。
長さ約12km、深さ20~60m、幅は広いところで8m、狭いところでは4mぐらい。そこに多量の水が流れる県名勝の由布川峡谷です。水が冷たくて気持ちいい。
このような深い峡谷が生まれたのは、この地域が水の浸食に弱い凝灰岩から成り立っている為だそう。本来行きたかった『チョックストーン』は、係りの方によると、膝下まで水に浸かってひたすら1時間川上りしたところにあるそうで…それなりの装備が必要なようでした。時間がなく断念。
阿蘇くじゅう国立公園を通りかかったので予定にはなかったけれど寄り道。
ここらあたりは火山灰や火山岩が主な成分なので、柔らかくて水はけが良い土壌です。
本当に大地がふっかふか!
面白くて楽しくてわーいわーいと嬉しくなりました。歩き回っても走っても、全然腰に響かなくてどこまでも行けそう。
由布院温泉へ
そして今夜お世話になるホテルに向かいます。
これまでのホテルもそうでしたが、私のホテル選びの条件は、
①温泉は源泉掛け流しであること
②お部屋にも露天風呂があること
③食事が美味しいこと。
④大体いつも4泊くらいするので1泊20万以下(2名)に抑えたい
条件が合っても希望日に空いてないこともあって、ホテル選びが1番大変。でも今回も何とか全日程の宿泊先が決まりました。(私の仕事はこれで終わり)
1泊目は、こちらのホテル最高峰の完全独立した離れのお部屋を選びました。
メゾネットラグジュアリースイートという何だか凄い間取りで1階に半露天風呂、2階にも露天風呂がある不思議なお部屋。
敷地内の源泉から湧く100%掛け流しで、泉質は柔らかくてとろとろの美容液のようです。
大分県日田産の天然石で作られたお風呂も肌触りが良いです。
ウェルカムスイーツはカヌレ。キッチンも付いているのでコーヒーを淹れてお庭を見ながらいただきました。
レトロなレコードが聴けるカフェやバーもあり。食事は中屋敷にある個室でいただきます。夕食は近海でとれる魚介類、自家米、自家菜園のお野菜など、旬と素材にこだわった創作料理です。
翌朝4時半頃、まだ本調子ではない鶏の「コケ〜コゴォォォ〜」という下手っぴな鳴き声に笑いつつ起床。夜明け前は2階の露天風呂で過ごそう!と決めていました。曇りだったけど朝焼けは本当に綺麗。
いろんな種類の鳥が可愛くさえずりながら、あたりの木々を枝移り。
風が気持ちよくて、温泉の温度もちょうど良く、肌に触れる天然石が心地良くて、思わず「あぁ幸せ…最高…」と溜め息混じりに呟く。
小さな森のようになっていて、朝食をいただきにのんびりお散歩がてら中屋敷に向かいます。「ここに住みたい!」と何度言っただろう。自然界の音しか耳に入らなくて心身が安らぎ癒されます。
ここから鹿児島へ移動します!
七條由香