2024.3.29.Fri

SO-HAM瞑想法

 

 

ヨガの瞑想法に、【ソーハム瞑想法】というものがあります。

ソーハムとは、I am That(私はそれです)という意味です。

 

「私はあなたであり、あなたは私であり、私以外の全ては私であり、私は私以外である」

といった意味になります。

 

 

自分と、自分以外のその他を過剰な境界線で区切ることから争い事が生まれます。ふたつ以上のものが存在すると、対立が始まるのです。そこでヨガでは、結合することで対立を避け、平和を目指します。その大切な第一歩として有効な瞑想法です。

 

 


 

 

【ソーハム】はマントラ(真言)といって、言葉に出した時、又は胸のなかで唱えた瞬間に、その通りになるパワーを持っています。

 

いざ瞑想をしよう!と思っても雑念が次々にわいて集中できない時でも手助けになり、集中状態へ導いてくれる頼もしいものなので、使わない手はないです。

 

 

どんな姿勢でもできる瞑想法ですが、私のやり方を紹介します。

①あぐらで座り、胸の前で合掌。右手だけを残し、左手は左膝へ置いておきます。

②「Sooooo……….」と胸の中で唱えながら右手を天へあげ(父なる天と繋がる意識を持ちつつ)吸います。

③「Hammmmm……….」右手を丹田のあたりまで下げながら(母なる大地と繋がる意識を持ちつつ)吐きます。繋がるまで好きなだけ繰り返し。

④手の動きを止め、右手も膝へ。深い瞑想に入ります。

 

※「ハム」の発音は「ハン」で、言葉に出さずに胸の中で唱えます。

※手は自分の中心線を通ります。上げるときは鼻の前を通り、頭頂部の延長線上へ伸ばしていく感じ。下げる時はその道を通り、おへその前あたりまで下ろします。呼吸に合わせてエレベーターのように行ったり来たり。天地と繋がるイメージをしながら。

※左手ですることもありますし、手の動きはなくマントラのみ使うこともあります。中心軸を感じる為、意識を先導する為に手を使っているだけなので、好きなように自由に!

 

 


 

 

私たちはマインドに振り回されているので今この瞬間にとどまっていることが難しいですね。なので呼吸を使って「今この瞬間」に戻ります。

 

ヨガでは、魂と体は呼吸によって繋がっていると考えられています。そうして自分と繋がり、今と繋がり、自然と繋がり、全てと繋がります。そのとき得られる安心感、安定感、至福の状態を感じてみてください☆